ドラマ「オビワン・ケノービ」の感想

ドラマ「オビ=ワン・ケノービ

以下はドラマ更新毎にツイッターにて記していた感想をまとめたものです。

設定把握ミスとかそこ初出じゃないよとかあってもご容赦を。

新三部作世代且つ結構ドラマ楽しんで見たオタクの感想ですのでその点もよしなに。

 

では以下まとめです。

 

 

◉第一話

これが、これが俺が見たかったエピソード3の続きだ………と心の底から思った…。


まず序盤。プリクエルがハブられたこの10年ぐらいの間まさかエピソード3時系列の最新映像を観れるとはずっと思ってなかったから、「オーダー66描写」ただそれだけでうぉおおおお…と高揚した。 (ボバ本でもちょこっとあったけれど)
改めてオーダー66をEP3と同じ絵面でみると、ああアナキンがいたら全員とは言わないがある程度のジェダイやパダワンを救えたんだろうなと思ったし、だからこそアナキンが暗黒面に引き込まれたんだなとしみじみ思った。

 

尋問官によるジェダイ狩り描写めちゃくちゃ良かったな…。あとマンダロリアンでも思ったけど本当に絵面というか美術がスターウォーズだな…と思った。デザインや小動物が特にね。この世界観がまた見れて嬉しいよ本当に。

それから、近年EP4以降やその少し前の話が殆どだったから「ジェダイは伝説の存在」である描写が多くプリクエル的なジェダイ価値観を見てなかったけど、今回のジェダイ観念はEP1-3期の地続きって感じなのも良かったな。

 

ルークを見守るオビワン、反則だろ…。
アナキンを救えなかったことにより無力感というか自分への自信をなくし失うことに臆病になっているオビワン。そんなオビワンがかつてのアナキンをルークに重ね見るのは辛すぎる。泣いちゃったわ。
ルークにおもちゃを持っていってしまうオビワンの心情を慮るとそれもきつすぎる。と同時に「ガラクタまみれのアナキンの部屋をオビワン見てるもんな。こいつもこういうの好きだろみたいな思考ちょっとおもろいな」と思って(?)ちょっと笑った(?)。
少しの描写だったがルークはルークだし改めてアナキンとパドメの子だなと思った。

 

それからオーガナ議員はプリクエルでもクローンウォーズでもローグワンでも地味に出ずっぱりで、掘り下げはないもののかなり重要だなと改めて思ったな。俳優さんもずっと関わり続けてくれてありがてぇ。

 

そしてレイア、めっちゃレイアですげぇ。マジでミニレイアじゃん…。生まれた時からレイアで最高だな…。
でもこうしてEP3の地続きとして改めて描かれるとパドメの血を色濃く感じるし多分わざとアナキン的な性格も描写されてるなと感じた。良い…。

最後、オビワンが船に乗る決意=一歩進む決意をする描写うまかったな…。ライトセーバーをあのアングルで見せるのも良い…。

 

さて2話…観てくるわ…。
俺はスターウォーズはEP2から入ったしEP1-3が本当に大好きだから、その地続きの物語をクローンウォーズ以来にやっと見れたという気がしている。本当に最高。

 

 

◉第二話

や、ぶっちゃけダースベイダーをわざわざヘイデンが演じる必要ないだろって思ってたんですよ。
見て分かったよ。
これはヘイデンが演じるべき"ダースベイダー"だ…。

EP3とEP4の間には隔たりがあって、やっぱ後に作られたものだからEP3の続きがEP4と直感的には言えないじゃないですか。演じる人が違うのもそうだし技術も違うしあと後付けで矛盾もあるしね。
けどこのオビワンというドラマは本当に「エピソード3」から地続きの話でこれがEP3とEP4を繋ぐ物語になるんだなと思った。
これはオビワンがダースベイダーをダースベイダーではなくアナキンと認識している物語だからこそヘイデンが演じるべきものなんだなと。

 

いやオビワンがアナキンと呟いてダースベイダーが出てきた瞬間息をのんだよな…。
いやぁ…ヤバいな…俺は今あのプリクエルの続きを観ているよ…。

オビワンがレイアを見てパドメを思い出すのヤバかったな…。勿論オビワンとパドメも友人同士であるしね。

そして「その人もジェダイだった?」という質問に対しひとつ息が詰まる描写。なんかこう…プリクエルはやっぱ人と人の絡み合う思考と感情と関係性も魅力の一つだったなと思い出したよ。

 

レイアが堂々牢屋の中で抜け出してるのも良かったな。マジでミニレイアだわ。そしてパドメとアナキンの娘だわ…。
ドロイドと仲良いのもいいよな…血がよ…。

オビワンがレイアに振り回されるのも、ハラハラするシーンでありつつ若干の微笑ましさがあって良かったわ。

オビワン、ルークにもレイアにも甘くて草。
でもそれもアナキンへの後悔とか贖罪とか罪悪感とか無力感とかそもそもジェダイとしての慈愛の心とか、そういうのが混ざったものなんだろうな。
まぁおもちゃやら手袋買ったげるのは親戚のおじさんか?て笑った。


しかしこうして見ると、堂々として賢いパドメの血と無謀さとヤンチャさがあるアナキンの血が混ざって出来たのがお転婆お姫様レイア、って納得できるの凄いよな。キャラの誕生は逆なのに。

 

それにしても、ローグワンやマンダロリアンやEP7-9で散々思った「(全盛期の)ジェダイだったらこんなん楽々突破するんだろうな…」なんて妄想を完全に証明してくれたなと今回の2話で思った。
ジェダイ看破したり誘拐先でフォースを使って突破したりと、ああやっぱジェダイチートだわと思わざるを得なかった。良〜。
あとどうでもいいど偽ジェダイ(CV杉田智和)はちょっと面白くて一旦停止した(?)

 

それからアナキンが生きている事をこのタイミングで知るのか、と、ドワァ!みたいな声出たな。いやマジで次が楽しみだ。

EP4で大分腕が衰えたオビワンというのはまぁ制作の都合上の理由だけど、でも今回のドラマである程度説得力が出てくるのかな、と思った。


3話、楽しみだ。

 

 

◉第三話

エグ…。

レイアが逃亡の段取りに対し、大胆且つ聡明に事を運んでるのマジで良かったな…。
今回のドラマでのレイアは、オビワンに焦点を当てている分「オビワンの苦悩の発端であるアナキンとパドメの娘」としての描かれ方をしていて、前述の描写はまさにパドメを彷彿とさせるし、大胆な行動で頭の回転も早く作戦を実行する様はクローンウォーズで何度となく観た英雄アナキンを思い出したな…。

その中でついやらかすオビワン、オビワンだなぁて笑った。し、緊張感がグッと出て手に汗握った。

妻に似ていて…のくだりはオビワンが咄嗟に出したものだけれど、それでもアナキンやパドメを重ねていることへのリフレインになったし、その後のレイアとのやりとりも良かった。

 

まあしかし改めてジェダイってなんだろうな、と思ってしまったな。
親と離して執着を捨て、愛を許さない。そしてそれに執着したアナキンの行動は決して完全なる悪ではなくむしろ強い情を持つ正義感の強いものだったのに、それを追い詰めたのは間違いなくジェダイ評議会で…。
やっぱりEP3までのジェダイは正義ではなかったし、そこから父親を救うEP6を経てルークという新しい世代が始まって、ジェダイとは…を考えていくんだろうな。強い愛情がダークサイドに引き込むというのは事実だしね…。うーん。でもまあアナキンに関してはジェダイ評議会の腐敗が大きい原因でもあるしな…。
(EP3時点でジェダイ評議会は大分腐敗していてジェダイが滅びたのは必然だった=ある種あれによってバランスをもたらした、というのはクローンウォーズでかなり念入りに描かれているしね)(そう思うとEP7〜はあんまそこら辺踏み込んだ場面は無かったな。結局ルークがああなったし)

 

クインランの名前出たのは驚いたな。
この後出てくんのかな。

 

ダースベイダーが街中の人々を次々と潰していく様を見るオビワン…マジでえぐかった。
何を思う…、だよな本当。
かつての弟子の信じがたい現実から目が離せないとばかりの演出よ…。
あと若夫婦?を殺せなかった?ダースベイダー、ああああああってなっちゃったな。
ここで大事なのは「家族」でも「子供」でもなく「若夫婦」ってところよ…。


VSオビワン戦。これは賛否両論だろうな〜〜〜と思った。
多分EP4のオビワン戦に繋げたい寄せているからこそのあの微迫力ライトセーバー戦なんだろうな。
ローグワンのダースベイダーはああ…アナキンだ…と思ったけど、EP4-6のダースベイダーは貫禄ある動き方するし、オビワンは皆様ご存知タラタラセーバーだしね(?)。
でもダースベイダーの動き方は、EP4以降の貫禄ある感じに加えて少しアナキンの雰囲気も感じて結構好きだったな。

とはいえオビワンがライトセーバー抜くところとか全体的な演出とか、場所が突然移ったのも相極まって背景が完全に仮面ライダー採石場とか(?)、もうちょっと盛り上がり欲しかったかな?と思った。

 

わざわざオビワンを炎に焼くところ、ヤバかったな…。
やることが粘着質過ぎる。これはまさに俺が知ってるクソ粘着質なアナキンだ…。
うわヤバ…ってドン引きした。

 

レイアが逃げた先に何故か後から追ってきたサードシスターがいて、すれ違う筈の逃亡助けてくれた人(名前忘れた…)はオビワンのとこ行けてんのか〜いという点は謎だった。


オビワンが10年で散々引きずり落ちぶれて、ジェダイとしての心を失った理由も過程もよく分かるなと思った。きっとオビワンはEP4でルークを導きベイダーと真正面から立ち向かったあの瞬間にやっと完全にジェダイに戻ったんだろうな。

ここからオビワンが力を戻していくのかどうか、見ものだ。


4話が楽しみ。
え!?6話しかないの!?もっとやれ!(?)

 

 

◉第四話

緊張感の出し方エグ…。
常時ハラハラしてたわ…。

3話で賛否両論を巻き起こしたライトセイバー戦だったけれど、やっぱりオビワンが徐々にジェダイとしての力を取り戻していく助走だったんだなって感じでしたね。
小さいものすら動かすのもやっとになっていたオビワンが、レイア奪還を経て力を少しずつ取り戻していき、結果として描かれた船内でのセイバー捌きとフォース使いはEP1-3風味を感じてめっっっっちゃ良かった…!!!
特にレイアが拘束されていた赤く照らされた暗い部屋でセイバーの青い光がトルーパーを倒していくところは「やり尽くされているけど何度見ても良い!!!」な真骨頂演出でテンション上がった。

 

サードシスターめちゃくちゃ怖くて泣きそう(?)。

 

墓場のやつ、あれクローンウォーズに出てきたライトセイバーのおじちゃんいてうあぁ…ってなった。

 

レイアがフォースの改心術を避ける所、勿論レイアの信念が強いのもあるけど彼女自身のフォースも強いからだよなぁと言外に思える良い演出だったな…。

 

ファイター?スピーダー?が助けに来るのかっこよかったな

 

それとダースベイダーめ〜っちゃカッコいい。
部下の話は割とちゃんと聞いてくれるのダースベイダーだよなぁ(?)。
まあそもそもアナキン自体がアンバラ4部作で示されてる通りかなり良い上司で、且つ自分が上司(オーダー)から実力の割に合う待遇を受けてなかったから、そういう部分がダースベイダーの「(EP4-6でたまに思う、)割とこの人話聞いてくれるよな」に繋がってるんだろうなと思う。恐怖政治だが。

 

この緊張感がずっと続くのかなり視聴カロリー使うのでドラマで正解だな…。
残り2話楽しみだ〜〜〜〜〜。

 

 

◉第五話

マジで見終わってから拍手したわ。

ヤバすぎ。

いやまず開幕コルサントからの引きでアナキンの後ろ姿出てきて「!?」て画面一時停止しちゃったし思考も一時停止しちゃったし、振り返ったらアナキンマジで出てきて「わ!!!」て声出て記憶飛んじゃったよ。

……いやぶっちゃけ…ぶっちゃけ出てくるかな…とは ちょっと思ってた。けどこう…反乱者たちのVSアソーカ戦的な。ちょこっとアナキン要素が染み出すかな、ぐらいの予想だったのよ。
なのにマジのアナキンそのものが出てきて、開幕1分も経ってないのに初めのそのシーン無心で4回ぐらい見直したよね…。

 

それはさておき…。
そこからベイダーのカットに移るわけだけれど、そこでハッとしたよな。
「ダースベイダーってアナキンなんだな…」と…。
そりゃまぁそうなんだけど。
EP1-3やクローンウォーズは、製作側が意図的にアナキン=ダースベイダーとしてしっかり描いているからそこかしこで ああこの青年はダースベイダーになるのだ、と思うシーンがいくつもあるし実際自分もそう認識しているけれど、EP4-6っていうのはメタ的にアナキンという存在が無いところからダースベイダーが出来上がってるから正直あんまりダースベイダー=アナキンとはあんまり思わないんだよね。(そういう意味ではEP6最後のヘイデンへの差し替えはダースベイダーはアナキンだったんだなと改めて認識できるから好き)
ただその中で、今ドラマのダースベイダーひいては今あげてるアナキンとオビワンの回想シーンからのダースベイダーカットは、ああダースベイダーってアナキンなんだな…と思えてめちゃくちゃ良いな…と思った。

 

そしてそこからの、「アナキンとオビワンの稽古」と「ベイダーとオビワン勢の戦い」をリンクさせるのは、ただ回想シーンをファンサービスとして消費するのではなく文脈としてきちんと使っていてめちゃくちゃ良い使い方だと思ったし、その上その使い方がマジで好きな脚本の流れで最高!!ってなった。

回想シーンを
・ダースベイダー=アナキンの印象付けとして使い、
・現在とリンクさせ、
・オビワンとアナキンの個と個は変わってない事を示す。
という使い方してるの、マジで正しい昔の資本の使い方だよ。

つかある程度(マンダロリアンとかのルークの時と同じ技術かな?で)映像直してるだろうとはいえEP2時の再現できるヘイデンとユアン ヤバすぎ。(これはSWCOの時も顔面時止まってて草と思ってた)

 

そしてサードシスターよ。
何かあるだろうとは思ってたがそこかーーーーー!!!ってなったよな。
復讐も十分ダークサイドに堕ちるということだからな…上手い…上手いよ。そしてその復讐先が"アナキン"なのも脚本立てが上手すぎるよ…。

「助けに来たと思った」
この一文はあの時のアナキン全てを表しているようでゾッとしたな。
何より、襲撃の中心が数々の戦勝をあげてきた恐らく多くのパダワンたちから尊敬されていただろうジェダイナイトだったと知った時の子供達の心情のそのものだよな。
サードシスターが復讐というダークサイドに堕ちてまでアナキンへ報復をしようとするのは、パドメを救う為にダークサイドに堕ちたアナキンと構図としてある種似たところがあって面白…と思った。


ドロイドが死ぬシーンダメなのでマジであああああああってなった。なんか攻め込まれたあたりから絶対この物運びドロイド無言で庇って死ぬじゃん……って思ったら本当にそうやって死んじゃって悲しい。俺は悲しい。
でもドロイドに感情移入させられるの"スターウォーズ"って感じで…すこ…。


結局予定調和ではあったんだが、実績をあげた部下にはちゃんと位与えてくれるダースベイダーめちゃくちゃ良い上司だなって思った(?)。現場にも足運んでくれるしな…。

 

ハジャやらかしてて草生えた。

 

これまでのレイアを見てきてレイアを信頼するオビワンめっちゃ良かったな。


いや〜〜そしてダースベイダー。
めちゃくちゃかっこよくて「わぁああああ(歓喜)」って声出た。

フォースでバンバン扉開けて1人堂々歩いて行く様、カッコ良すぎる。最高。EP5ホスのダースベイダー思い出したな。
ダースベイダーってこう…所謂広い場所で堂々と待ち構える強者キャラという感じじゃなく、雑魚が歩いてる狭い路地をズンズン歩いてくる圧倒的な圧力って感じが似合うというかそういう怖さとかっこよさだよな。
それこそアナキンがそういう立場でそういう戦いを前線でしてきたからなんだけれど。(逆に待ち構える系強キャラはシディアス卿)

 

そして船をフォースで止めてグアングアン船壊すダースベイダー!!!!!!!!!
強すぎてワァアアア!!!って湧いたし、その船囮でワァアアアwwwwってなった。
ここもただダースベイダーに失態させるんじゃなくアナキンVSオビワンの回想とリンクさせてて良かったなぁ。
フォースで大きい物余裕で動かすのは、アナキンがクローンウォーズのモンカラ回でやってたしそれを思い出した。良いよね…強すぎるフォースを持つアナキン描写…。

 

ベイダーVSサードシスターもめっっっっっっちゃ良かったな…。
何が良いってセーバーを取り上げた上でわざわざ片方をサードシスターにやるところよ。
まさに"力を過信しているアナキン"の描写として上手すぎる。絵面もかっこいいし付随する文脈も良かった…。

 

こっからオーガナ議員の連絡を見たサードシスターがどう動くのか楽しみすぎるな…。

そういえば途中で出てきたライトセーバーは誰かどっかのシリーズで出てきたジェダイのものだったりするんかな?そこら辺は詳しいオタク達の感想を待つか…。


総括として。
今まであんまり感じてこなかった「(アナキンがベイダーである事ではなく) ダースベイダーがアナキンである事」をひたすらに描写してきた今ドラマおよび今話は、本当にEP1-3とEP4-6を繋げてくれるんだなと改めて思った。
マジで良かった。

アナキンの無鉄砲な攻撃性は一応EP3にかけて落ち着いてきてて、いくつもの星を救う英雄になる程の戦略家・ジェダイナイトになるし、そういう性質だからこそ成果をしっかりあげてきてたんだけれど、それでもそれがEP3のアナキンの"敗因"になるんだよなぁとしみじみ感じた。


しかしあんだけ再現性高いEP2時のアナキンとオビワン見れるんだったらなんとかしてアナキンとアソーカ(実写)を並べて欲しい。何回でも言うぞ。


マジで最終話が楽しみ。
ありがとう。
ヘイデンもっと出てくれ(小声)

 

 

◉第六話

本当に、本当に良かった。

マジで良かった。クッソ泣いた。

ありがとう。


まずオビワンVSダースベイダー。
本当に全てが凄いシーンだった。
とどめを"刺せなかった"のではなく"刺さなかった"、というのが重過ぎる。
オビワンはアナキンが"死んだ"と確信したからこそ、とどめを刺さなかった。
アナキンであれば自分が殺さなければならない。けれどアナキンでなくなったただの暗黒卿であるダースベイダーしかそこに居ないと分かれば、自分が殺す意味はない。ジェダイは人を殺さない。と、いうことで。

この戦いを経て、オビワンはアナキンという弟子の死を受け入れ、ジェダイとしての生き方に戻り、ここからEP4のオビワンになるんだと心から分かった。

しかしながら、オビワンはこの時点でアナキンは死んだとある意味見限った訳だけど、実際にはまだ「彼には良い心が」ある。それを信じきれたルークこそが、やっと"アナキン"を救い出すことができた。まさに愛の力で。それはジェダイには出来なかったアナキンが繋いだものなんだよな…と。改めて。

 

あとベイダーに押されていたオビワンがルークやレイアを想い本来のジェダイとしての力を取り戻すシーン、いやここは色々考える余地があるなと思った。
弟子が師を導くこともある、とは繰り返しスターウォーズの中で語られていることだけれどここもまさにそういうシーンだったよなと。
でもここで重要なのは導いたのはレイアやルークという"居るはずなかった弟子の子供"ということで。
勿論アナキンの強すぎる執着心・愛情が全ての元凶になったんだけれど、それでもこのオビワンを導いたのはジェダイとして生きていれば居るはずのなかったアナキンの子供。それはアナキンが持っていた深い情(過ち)そのもので。
それをあの時悟ったのかな、と思った。
(そしてそれがこの後のレイアやルークとのシーンに繋がったんだろうな。)

 

アナキンの行動を肯定した瞬間とも言えるのかもしれないし、自分の過ちに気づいた瞬間なのかもしれない。
だからこそオビワンは力を取り戻せたんだろうね。


それからあれだけオビワンに執着していたダースベイダーが「アナキンを殺したのは自分だ」とオビワンの前で独白するのは衝撃だったな。自分でもオビワンに八つ当たりしてたの心の中では分かってたんだな…。でもそれこそが最後のアナキンとしての弱さで。
そこから、オビワンに見限りをつけられ、シディアス卿との問答でオビワンへの執着を悟り捨てたことで、本当にダースベイダーになっていく。
そしてあのEP4の無慈悲なダースベイダーになっていくんだなと…。

 

よく考えたらやたらオビワンに執着したり今話でも戦艦をオビワンの方に向かわせたりするのはあまりに弱すぎる判断で、それはダースベイダーとしての弱さというかアナキンとしての心が残ってた証だったんだな。
そしてこの戦いを経てそれが消え"ダースベイダー"として完成されていく。
だからこの物語はダースベイダーがアナキンを捨てる過程の話でもあったんだなぁ。

 

そう考えると第6話の戦いでオビワンはアナキンを"殺した"と言えるのかもしれない。


あと文脈抜きにしてダースベイダーVSオビワンまぁっっっっっっっっじで良かった。双方かっこよすぎる。まさにムスタファーの再演だった。これこれこれこれ!と無条件にテンション上がった

あとマスクが剥がれダースベイダーがアナキンであると突き付けられたシーンも凄かったな。そしてだからこそアナキンは死んだと確信するのも良すぎた。

VSアソーカ戦のオマージュなんだろうけど、アソーカの時とは逆なのもさ…。師と弟子にマスクを剥がされるんだな…そしてそれでは戻ってこないのだ…。

 

ベイダーとの戦いを経て弟子の死を受け入れジェダイとしての自分を取り戻したオビワンが、オーガナ夫婦・レイアやオーウェン夫婦・ルーク、サードシスターとの対話でまさにあの頃のマスターさながらに慈悲深い言葉をかけていたのは凄く良いシーンだった。

 

レイアとの対話は……ボロボロ泣いたよな…。
パドメを「賢く鋭く優しい」、アナキンを「心が熱く恐れ知らずで真っ直ぐ」と称え「素晴らしい人達から素晴らしい子供が生まれた」と言葉にしてレイアに伝えるのは、意味がありすぎるシーンで…。
オビワンはアナキンの行動を過ちだとして彼を追い詰めた。
けれどその過ちの結果であるレイアこそがオビワンをジェダイに揺り戻した。
結果 レイアは素晴らしい友人であったパドメと誇らしい弟子であったアナキンの子供であると、オビワンは受け入れることが出来た。
それがこのシーンに詰まっているな、と。
オビワンの中でどう腑に落としたかは想像の範疇でしかないけれど、アナキンの行動を少しでも肯定したのかなと思うと凄いシーンだったな。

 

オーウェン夫婦とルークのシーン。
ここもある種先のダースベイダーとの戦いで悟った前述の肯定や自分の過ちが反映されたシーンかなと。
オーウェンがルークを命懸けで守った行動はまさに愛そのもの。それはアナキンが執着したジェダイが捨てるべき愛情で。
だからこそあの柔和な対話になったし、それを直感的に受け取ったオーウェンも対応を軟化させたのかなと思えた。

(ルークがEP4まであのおもちゃを大切にしてた事を思うと、オビワンさすが分かってんなアナキンのあのごちゃついた部屋見てきただけある、と思った(?))


サードシスター周りも良かったな。
結局彼女はダークサイドに堕ちきれなかったという結末の付け方も良かったし、アナキンはそれでも戻れなかったという強調にもなってた。良かった。


そして最後クワイガンとの再会を果たしたオビワンは、ジェダイとしての生き方に戻ってこれた象徴でとても良い絵だった。

 

総括すると、本当に良かった。

EP3からEP4のオビワンとダースベイダーを繋ぐ素晴らしいドラマだったと心から思う。

制作順のメタ的にダースベイダーはアナキンとあまり思えなかったEP4-6に対して、ダースベイダーはアナキンであるという説得力の付けさせる物語の組み立て方が本当に鮮やかで素晴らしかった。そしてそのアナキンとしての心が死にダースベイダーが完成されていく過程の進め方もあまりに上手く、アナキンという不安定な人物の描き方としてもダースベイダーという絶対的悪の描き方としても見事な脚本だった。

オビワンがEP4の彼になっていく物語としても素晴らしい脚本だった。
EP3の失意からEP4の老齢したジェダイオビワンへの道筋がはっきりと描かれていたと思う。
最終的にオビワンがアナキンを少しでも肯定できたのかなと思うとそこも嬉しかったな。

物語の随所でルークやレイアが2人の子供であるという強調をしていたのも良かった。オビワンから見た双子は本当にそういう風に映っていたんだろうな、と思う。

 

最終的にダースベイダーは彼を信じたルークの愛によってアナキンに戻れるという事を思うと、更に深みが増す物語だったように思う。


本当に良かった。
本当に本当に良かった。

 

ありがとう。

 

 

◉まとめ、以上。

モバエムのUPCは初心者でもTOP10とれるし初心者程楽しいよって話

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モバエムクソ素人の僕ですが、

10月期Jupiter UPCトップ10をとったのでその過程と結果のまとめです。

 

 

◼️初めに

sideMと関わり始めて数年ですが、僕はモバエムを今までかなり敬遠してきました。

理由としては、

①トレードやチームといったゲームシステムが本当に苦手 (尚現在もやる気はない…)

②冬馬がいるイベントしか触らないのでモチベが単発的

③↑この結果、自然全くデッキもレベルも上がらずやり方も分からずの悪循環(俺が…悪い…!)

以上から、イベスト雑誌読んでガチャ引いてバレンタインホワイトデーやって…ぐらいの距離感で記録所ぐらいの認識でした。

 

ですが、2020年6月から始まったUPC

これが始まってから認識がガラッと変わりました。モバエムがめちゃくちゃ楽しくなったのです。というのもUPCは、

①デッキ関係無いのでマジで誰とも関わらなくて良い

②1か月だから自分のペースで良い

③イベント関係無く毎日ジュピターをプロデュース出来てる感覚がある

④HP、AP消費がそのままポイントに反映されるので何しても積まれていくポイントを見るのが達成感あって楽しいし、HPAP消費のみ反映という事はつまり俺1人しか関係ない作業という意味でゲームは個人で楽しみたい勢の俺としては最高に良い

⑤1か月の中で確実に手に入る担当のカードとボイスという短期であり長期目標があるのでモチベが持続する

⑥報酬の台詞ややり取りが「アイマスのアイドルプロデュースゲーム」っぽいのが本当に楽しい これは本当に楽しい

⑦何より存在を委託したPじゃなくて俺 と ジュピターのプロデュース活動という感じがするのが1番楽しい

という点が僕にとってはとても楽しいことだったのです。

 

さて下記からはモバ初心者ユーザーのUPCトップ10への足跡です。

これからモバエム始める方やモバマジで分かんねぇ…っていう昔の俺みたいな卵Pなど、どなたかの参考になればと思います。

 

 

◼️5月末時点の僕

・モバエムへのモチベ「雑誌とイベスト読むところ」

・レベル80前後

・体力 150前後

・同僚数 0

・営業場所 下北沢止まり

・デッキ(記憶を頼りに組んだので多少違うかもしれませんが)

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・過去最高順位

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◼️6月〜8月の僕

・モバエムへのモチベ「UPCのカード欲しくてUPCやってたけどUPCめちゃくちゃ面白いしUPC楽しいしUPCはAPとHP消費だから俺が雑魚でも関係ないしUPCならなんかトップ10全然いける気がするUPC楽しい」

・レベル90前後

・体力 200前後

・同僚数 0

・営業場所 下北沢止まり

・デッキ

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・過去最高順位

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◼️9月の僕

この頃からUPCトップ10を狙う為に、

・通常営業のやり方を知る為に通常営業をやり込んでみる

・体力を増やす為に同僚を増やす

UPCポイントの通常営業30分ぶんのポイント伸び率をなんとなく把握する

・1か月と1日で稼ぐポイントを他のユーザーの記録からなんとなく決める

・アイテムを集める

などの準備を始めました。またこれにあたって

・アイテムの収集方法

・限アイテムの収集方法収集率

・イベントの種類

・通常営業とは

・イベントとは

を調べました。(やっとな)

 

・レベル 127

・体力 397

・同僚数 70

・営業場所 銀座終わったやった〜。

・デッキ 

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・アイテム貯蓄量 雑魚

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◼️UPCトップ10を取った10月

10月のイベント

・マラソン

・マラソン

・ライブ

・ライプロ(冬馬上位(UPCユニット内上位))

 

UPCをやるにあたって

・体力がほかの人と比べ少ないのでAP消費重視。

・必ず営業6倍バフ。

・CDは初日に2枚同時発売→24時間バフ。3日ぐらいするとほぼ無意味なので以降放置。

これは始める前から決めていました。

 

◯月初(2連続マラソン)

・初日にトップ10に入っていないと分からないボーダーを追いかけなければいけないのでどかっとバフ通常営業。→UPC1位に。

・恐らく10月終わりにライプロ冬馬上位来るだろうなと思っていたので、UPC最終ポイント数は一気に増えると予想。なので現在のUPC順位は気にせず毎日同じポイント数稼ぐことを目標にする。

・↑大体1日 100万前後です。


・2連続マラソンはパネミのみやってあとはバフ通常営業渋谷巡回。

・ちなみにクソデッキで通常営業最大ライブ叩くと2回のフルパンが必要だよ(全部自分で叩いた)。

 

・課金 

クソ雑魚アイテム貯蓄だったので週2万ぐらい課金 テヘ。イベントアイテムじゃなく通常アイテム買ってたのもあります。ちゃんと貯蓄してる人やそもそもレベルが高い人は無課金でいけます絶対。

事前にゼリーバー変換効率の良いイベントアイテム買っておくべきだったなと思いました。

 

 

◯月中盤(ライブ)

・イベ限アイテムのUPC回転が良かった。

・握野さんの顔が良かった。

・毎日100万ポイント稼ぐ短期目標を設定しておいて良かった。(飽きた)

・それでもキツくてちょっと1日のポイント数下がった。

・冬馬上位確定してテンション上がった。

・課金は週2万(繰り返しますが貯蓄とレベルがあれば無課金でいけます絶対)。

 

 

◯月後半(担当ライプロ)

・UPC2位→徐々に追い抜かれ4位前後に。が、割とちょくちょく入れ替わったのでほぼポイントは同じぐらいかなという感じ。

・俺より上のUPC順位の方々は冬馬上位ランキングとほぼ一致してた。

・毎日110位くらいにいた。

・これがクソデッキの発揮値だよ。

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・アイテムの減り

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→からの課金アイテム分含めゼロ

・課金は5万。

 

・最終結

プロデュースパッションを一切買っていない順位ですが、初めて銀トロ取ったのでめっちゃ嬉しかったです。

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◼️UPC結果

・結果

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・イベント順位

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・課金総額は11万。

・最終レベル 228

・最終体力 558

・同僚 100

・あと11月になってからスタッフレベルは1人でも上げられることに気がついたのでこの時点では0、0、0です。

 

 

◼️UPCトップ10狙って得た物

UPCトップ10報酬 やった〜!

・レベル

・モバエム経験(これ以降めっちゃやり方分かるようになった)

・サイメモがとても進む

・カードの信頼度がめちゃくちゃアップする

・↑の結果思い出メモが300増えた

・余ったUPC資金で得た他ユニットの強いカード達とPエンブレム

・強いデッキの完成だ!いえ〜い!

・冬馬の上位カード(ガチャ含め)3枚取れたいえ〜い!やった〜!!

 

 

◼️考察等

UPC最終1位〜4位の方は冬馬上位トップ10近辺の方々ばかりなので、ちょっと俺がおかしいんだろうなって感じです。

クソデッキと低レベルでUPCユニット内上位がある月のUPCに臨むと、その上位ランキングとUPCランキングの乖離が激しいです。

 

つまり

 

UPCに!!!!!!!

デッキと!!!!!!

レベルは!!!!!!!!

関係ない!!!!!!!!!!!

 

やった〜!

 

・課金はそこそこしましたが、アイテム貯蓄やそこそこレベルを上げている人ならば全然無課金でトップ10狙えると思います。

(ただ10月は冬馬上位(UPCユニット内上位)があったのでその分は未知数ですが。)

UPCに臨む前に計算していた、「俺ぐらいのレベルと貯蓄だとトップ10狙うにはこれぐらいのアイテム消費するからこれぐらいの課金かなぁ」の金額ぐらいでした。

 

・まあまあ睡眠時間削ったので体感的には1か月続くミリシタ周年イベ100位以内って感じでした(?)。体調崩しても良さそうな月にやろ。

 

 

◼️12月現在

・レベル 232

・体力 562

・デッキ

f:id:Pinnmoku:20201210163437j:image

 

 

◼️UPCUPCトップ10は初心者こそ狙うべき

モバエムはやり込んだ方有利のゲームですし初心者にランキング上位は無理の領域です。

が、UPCにそれは関係ありません。僕が証明結果です。

UPCをやると、モバエムのやり方が分かるようになるし、担当ユニットをプロデュースしてる感あるし、強いカードも手に入るので、本当に初心者向けのシステムです。

そしてトップ10もやる気さえあれば誰でも全然取れますし、初心者がトップ10を得た後に残るものは上記の通り沢山あります。

 

是非狙ってみてください。

僕も時間ができたらまた狙いたいと思います。(できれば冬馬上位じゃない月で…。)

 

詩花は961プロを変えたのか

 

 

約9年ぶりの961プロの単独CDおめでとうございます。

 

 

さて、まず詩花については発売当初の僕の所感は下記のようなものでした。

 

https://twitter.com/pinnmoku/status/964024319574593536?s=21

プレイしててふわっと思ってるのが、詩花ちゃんが存在する世界ではジュピターは存在しないんじゃないかと。

https://twitter.com/pinnmoku/status/972481395456073729?s=21

詩花ちゃんは存在が異質だからプロフェやジュピターとは同時に961に存在できない気がする。

https://twitter.com/pinnmoku/status/972482218072293376?s=21

ストーリーという意味ではジュピターとプロフェは勿論同時に存在はしないんだが、可能性という意味で同時に961プロにいる世界線もあると思うのよ。ただ詩花が存在する世界線黒井崇男がプロフェやジュピターを結成させるかというと難しい…。

https://twitter.com/pinnmoku/status/988221132904935424?s=21

詩花ちゃんは従来の961プロのアイドルだというと難しい。なぜなら彼女は961プロのアイドルとして見初められたわけじゃなく不可抗力であの場所にいるから。

https://twitter.com/pinnmoku/status/1023817509416235008?s=21

詩花は961アイドルだし961アイドルとしての才能も実力もあるけど選ばれたアイドルというわけではないからこう…

 


以上を踏まえて、今回のCDを聴きながら考えたことをつらつら書いていこうと思います。

 

 

詩花は黒井崇男の娘です。

彼女がアイドルに憧れたのは父親の影響であり、アイドルになるにあたって961プロ以外の選択肢は無かったでしょう。

黒井社長も彼女がアイドルを望むなら、ステラステージそして今回のドラマCDの溺愛ようからして勿論自分の事務所に入れるでしょう。

 

では彼女は本当に黒井社長が見出してきた従来の961プロのアイドルと同じでしょうか。


結論から言ってやはり違うと思います。

 


美希 響 貴音 冬馬 翔太 北斗 玲音

今まで961プロのアイドルとして登場した7人には黒井社長が目をつけるような共通点があったように思います。(尚玲音が961プロだと判明したのはマストソングスであり確定したのはステラと最近ではありますが)


共通点といっても精神的で抽象的なものでありある種バラバラともいえて言語化は難しいです。ですが強いて表現するなら「確固たる実力才能根性努力がある上で圧倒的自信を持ちただひたすら上を見る渇望力がある」というところでしょうか。

ただ才能があるだけじゃないギラギラしたものを各々秘めているアイドルばかりです。


961プロアイドルではありませんが、朝焼けは黄金色に登場するブラックニードル3人も描写は少ないですが特に一紗などはそのような性質を見て取れます。

 

では詩花はどうでしょうか。

確かに彼女には確固たる実力と才能があります。しかしながら精神性はどこか物足りないように思います。

これはステラステージで顕著で彼女は765にとって高め合う好敵手でした。

 

そしてそう、これはおそらく従来の961プロからは程遠い存在なのです。


従来の961プロの方針は馴れ合いを否定するものでした。

アイドルマスターのゲームはそれぞれがパラレルですので正直キャラクターや世界設定のブレはちょくちょくあるのですが、SP 2 (OFA)での961アイドル達の振る舞いや黒井社長の言動は「アイドルと個の世界」という点で徹底していたように思います。

もっというとSP 2 は敵、OFAは壁と、絶対的に765とは馴染まない存在でした。


だから765プロと高め合う好敵手という立場の詩花はやはり異質な存在なのです。

(脱線しますが、ステラで詩花を警戒するのは美希だけなんですよね…。流石だなと思った記憶があります。)


もし彼女が黒井崇男の娘でなかったなら、崇男の目に止まっただろうか、そもそも彼女は961プロに入っただろうかと思うと疑問に思います。

 

しかしながら詩花には961の遺伝子が根幹にはあって、そこには961アイドル特有の輝きがしっかりとあるようにも思います。

ドラマCDでの玲音への戦線布告もそれですし、これは次元を超えますがプロミ2日目の覚醒Blooming starにも言えます。

 


さて本題に入りますが、

「詩花は961プロを変えたのか」。


今回のドラマCDで確信しました。

彼女は961プロを変えました。


アイドル同士高め合うという姿勢は、961プロに今まで無かったものです。

そしてドラマCDの玲音から詩花に対する対応はOFAにおける対765アイドルを彷彿とさせます。

「お互いをライバルとして高め合う、対外的にも内部でも」

変わったと、言わざるを得ないと思います。

 


詩花は961プロを変えました。

新しい風を吹き込んだとも言えます。

 


また他にも変えたものがあります。

黒井崇男です。


正直黒井社長のキャラは媒体ごとにキャラぶれが激しいところではあるんですが、詩花の登場により激変したように思います。


ドラマCDにおける黒井社長の詩花初ステージ評は父親としての気持ちが入り込み過ぎたものでした。またステージ前にはあからさまにハラハラし…(かわいい)。

もし父親としてあそこにいなかったら別の表現評価になっていたでしょう。


彼も人の親か…と思わざるを得なかったです。でも黒井崇男らしいなとも思いました。

己のアイドルへの溺愛ようはSPやドラマCD玲音からも伺えるので、それが娘となると盲目になるのでしょうね。

彼の目指すアイドル像は彼女の存在から変わっていくのでしょうか…。

 


以上のことからやはり詩花は961アイドルとして異質で、961プロを変えたのです。

 

 


さてここからは961プロとそのアイドルについて軽めにつらつらと。

 


まず黒井崇男について。

今回のドラマCD、ステラに続きだいぶ衝撃的だったんですが、思ってた以上に彼女に対して大事にアイドルとして育ててるなという印象を受けました。これは詩花以外にはしないでしょうね。あー…黒井崇男も人の親か…。

あと詩花のステージにハラハラするところなんとなく初ステージに地味にドキドキしてた冬馬を思い出し、やっぱ961の遺伝子が…(宗教)となりました(?)。

あとちょくちょく思ってたんですけど、黒井社長ってアイドルからどう呼ばれても全然怒らないよね。玲音は安定の黒井だし黒ちゃんだし果てはおっさんだし。

彼の期待に応えるアイドルには、それ以外は良い意味でどうでも良いのでしょうね。


彼はアイドルの生み出す輝きを誰よりも愛していると思います。

 

それからこれは朝焼けを読みながら思っていたことですが、もし響や冬馬や一紗が音無琴美の事件と同じ状況に置かれたとしたら、彼らは絶対に強行すると思います。

そしてそれを決断したら黒井崇男は成功させる為のバックアップは取れうる限りの事をする筈です。(実際琴美のステージのバックアップをしていたので)


そういう子が黒井崇男961プロのアイドルなんだなぁと。思うのです。

 

 

次に玲音と冬馬(ジュピター)について。

玲音はOFAの頃からミリシタに至るまでかなり自由にアイドル活動を行なっています。そしてドラマCDでも描写があったように、黒井社長の指示を跳ね除けることもしてみせています。

ここで思い出されるのは黒井崇男から離反した冬馬とジュピターですが、よくよく考えると別に黒井社長ってジュピターを解雇したことないんですよね。

2は(ルートにより差異はありますが)765に負けた責任から冬馬自ら解散を提案していますし、アニメは黒井社長のやり方に耐えかねて3人から辞める旨を、ざわわんは黒井社長に信じてもらえなかった冬馬が方向性の違いから…とどれもそうです。そして黒井社長の反応としてはざわわんに至っては引き留めてますし、2もアニメも反抗期の子どもに対する対応かのようです。

だからもし彼ら3人が765プロと相対しなければ「負けなければ」「765への因縁を知らなければ」「プロデューサーを知らなければ」、そうそうに961プロを辞めることなく、ゆくゆくは玲音のように好きにやらせてもらえるまでになったのかもしれない、と思いました。

ジュピターを近道でトップに押し上げたのは紛れもなく黒井崇男の手腕でありアイドルへの(曲がりくねった)愛情からです。

だから何かが違えば、ジュピターも十分あそこにいたと思います。つまり玲音とジュピターに違いはないと、僕は思います。

 

ただ玲音は既に実績を積んでから961プロに入ったっぽい感じもありましたね。所属というよりエージェンシーに近いのかも。だからそもそも玲音が確固たるものを持ってから彼女が961を選んだ、なら本当にスタートが違うし、比べられないな…。

もしそうならある種961プロのいいとこ取りをしてるのが彼女でしょうね。

 

あと関係ないけど玲音って765プロのアイドルを凝縮して煮詰めて搾り取った最強アイドルだなぁと改めて思いました。前述でも少し触れましたが彼女は敵というより765が超えるべき自分達自身の壁という印象があります。かっこいいね。

 

 

次にジュピターについて。

上記とは全然関係ない話ですが。最近ふわふわと思っていたこと。

受け売りですが、黒井社長は天ヶ瀬冬馬の添え物として翔太と北斗を選んだんでは無い。という言説。まさにそうだと思います。

ジュピターはひとつしかない椅子を3人でも争い続けるグループであると僕は思っています。冬馬に勝てるのは自分しかいないと翔太も北斗も思っているだろうし、その強い意志を持つ2人に対し尚更に加速して椅子を目指し続けるのが冬馬だと。

王者の椅子は一つしかないと彼らは分かっている。んだと、思います。

 

 

次に詩花と冬馬について。

大分与太話です。

某アイドルの育成者の話ですが、アイドルを選ぶ時の基準に境遇を考慮している、というのがあります。

辛い境遇を子供時代に生きてきた子には、強い向上心と他にはない色気が目に宿るからと。

今回のドラマCDを聴いて、そんな話を思い出しました。

与太話です。

 

 

次に詩花とジュピターのこれまた与太話。

冒頭に記載してることなのですが、詩花が居る世界線にジュピターはいないというやつ。


いや多分制作スタッフ的には居るんだろうし今後共演はゲーム内だろうとあるか分からん961フェスだろうと合同プロミだろうと普通にあると思います。


でも詩花がいる世界線黒井崇男がジュピターを見つけられないような気がして。なんでだろう。詩花が黒井崇男の何かを抜き取ってしまったような感覚でしょうか。


というかジュピターをみすみす手放すようなことをしでかさなさそうというか…。

(じゃあ詩花とジュピターが同時所属ならあり得るのか?)

 


まぁこれはかなり僕個人の与太話です。

 

 

これぐらいにしておきます。

いろいろ書きましたがやっぱり僕は961プロと961アイドルと黒井崇男が好きなので、961プロのライブやって欲しいし8人全員敵のゲームやりたいです。

あー〜敵の美希響貴音ジュピターのゲームやりてぇ〜〜〜!!!!!!!

今回描いた漫画のことの雑記

 

あまあまコンビの漫画「晩夏の歓声」

https://www.pixiv.net/artworks/84449175

これ描きながらフワフワ思ってた事など。

 

他のゲームもそうではあるんだけど、アイドルマスター2ってやっぱりアイドルシステムがシビアなんですよね。

765側も結果が残せなきゃユニットは解散するし、実際ジュピターも(ルートによって若干の差異はあれど)自分達から解散するんですよ負けたからって。‬

 


‪つまりあの世界って"結果は残せなかったけどファンが笑顔になったから良い"じゃなくて、"ファンの反応が明確な結果として出てくるからそれが絶対で事実それを求める事がファンの為"っていう世界で、トップに立つ事が最大の目標で恩返しな訳です。

そして‪僕はそんな世界観が凄く好きなんですよね。勝ち負けが絶対的にあって一つ一つのステージに覚悟があるのが。

 


実際のアイドルもファンの為と生優しく言えるのは本当に人気が出てからで、それまでは結果が出なければ簡単に解散するし引退するし、本当に結果が実力と人気の全てなんです。

こういう実情を二次元アイドルに反映するのってなかなか無いし難しいんですよね。だって引退させちゃったらダメだしアイドルが地下のまま終わるなんて物語なかなか無いですから。

けどOFAくらいまでのアイマスのゲームってそういうのを入れ込んだゲームなんですよね。ちゃんと明確に地と天がある。そこをゲーム性に昇華してる。

 


やっぱり生半可じゃないんですよアイドルを続けるのって。

 


‪そんな中、「ジュピター」は今凄く活躍出来ているけれど「アイマス2のジュピター」の冬馬はずっとあの海にいる気がしてならなかったんです僕は。

彼と彼らが再生する物語、あの厳しい世界の中でどう生き返るのか。やっぱりそれはどの媒体にも提示されて無いし、される筈もないんです。

 

 

 

それで、冬馬と春香の話を描こうって思った時、アイマス2という彼らの原点から10年経つ今、その「じゃあアイマス2の彼らが再生する物語ってどんなんだろう」っていう妄想と向き合おうと思って、多分なんかそんな妄想とあまあまの話をくっつけたのが今回の話です。

 

 

 

そしてアイマス2と向き合う時、同時に春香とプロデューサーのことにも向き合おうと思ったんですね。

(流石にアーケードとかカバー出来ていない所もあるけど)とにかく僕が知りうる限り、春香ってシリーズ一貫してプロデューサーに対し何かしらの感情を抱いています…よね…?多分。けれどその程度は媒体によって違うしそれが恋として発展するのか親愛になるのかどう転ぶかは分からない。

そんな中アイマス2は明確に好きなんですよプロデューサーが。

アニメ以降春香は属性が増えてもっといい子になった なんてとあるお方のインタビューでもありましたが、2(とそれ以前)のゲームの春香って少しわがままで今よりも更に普遍的女の子らしさがあるアイドルですよね。だからプロデューサーのことが好きって感情を凄く真っ直ぐに伝えてくれる。

 


なので2の冬馬と春香のことを考えようってなった時プロデューサーの存在を絶対避けられないなって思ったんです。

自分自身ずっと冬馬と春香のことを描くならいずれプロデューサーの事は描かなきゃいけないって思ってたからじゃあそれを入れるなら今回だと思い、それを入れ込んだのが今回の話です。

 

 

 

2の冬馬と春香の性格は、今のミリやエムで見せる彼彼女とはやっぱり違います。でも僕はそんな彼らのことを描きたかった…描けてるかは分からないけど…。

 

 

などと。

とりあえず描きながらポツポツ思ってたのを書き散らしました。

なげぇな…。

 

 

 

 


こっからマジで関係無い話。

思いついたことポンポン書いてるだけ。

 


これは完全に僕の宗教ですけど、エムの冬馬に春香の存在は無いんですよねぇ…(?)

だからエム冬馬であまあまコンビは絶対描きたく無い…今のところ。

エムの冬馬は765のことそんなに意識してないんだろうなと思うし。

あと一応そもそもエムのジュピターに765が関係してるかどうかは謎だし。(そしてそのままでいて欲しい)。

 


まぁ公式的には2もシャイニーフェスタもアニメもゲームも漫画も概念上全て存在してるので僕らがいるここは全部を併せ持つ謎時空なんですけどね、リアルライブにせよ。世界線いっぱいあるけどリアル世界の僕ら全部知ってるしリアルライブのあれなんの世界なん!?みたいな(?)

まぁアイマスにおいてはプロデューサー一人一人がいろんな世界線を持ってるって考え方が大事なのでリアルライブはこまけーこたぁ気にすんな!だけどね!

 


まぁでも世界線は謎時空だけど、それでも今後リアルライブで冬馬と春香が並んだ時、それはもう概念上のアイドル天ヶ瀬冬馬とアイドル天海春香の対面で、マジで熱いなって思う。これは勿論僕があまあまコンビ好きとか抜きにして。アイドルの概念2人が揃うのは絶対やばい(語彙がない)。

 

 

 

ところでエムの冬馬には765も春香も無いけど、でも多分冬馬って春香みたいな女の子がタイプだろうなって思う。だし冬馬と同じ場所に立てる人なんて春香ぐらいだろうなとも。だから会ったらどうなるかは…うーんまぁ…と思ってる(?)。

じゃあ春香はっていうと春香が好きになる人っていくらでも想像出来ちゃうんですよね。プロデューサーもそうだし、なんだか突然普通の人好きになって結婚して台所で鼻歌を歌う元アイドルの天海春香も想像出来る…。

いや…うーんどうだろう…。天海春香のこと、まだ僕は分からないや…。

 

 

 

 


寝よ。

俺にとってアイマスとSMAPが切り離せない話

 

まず俺はSMAPが大好きである。

物心ついた時からSMAPが大好きで、俺の人生において数々の場面で彼らに救われ笑顔にさせて貰った。だが今回俺とSMAPについて云々はあまり重要ではないのでその辺については割愛させて貰う。

 


さて、俺がアイマスを知ったのは何を隠そう中居正広さんのあの伝説のCMである。中居くんが出演するデレステのCMはいくつかバージョンがあるが、1番最初の中居くんがトロッコに乗って音程がやばいおねシンを披露するあのCMである。

初見でまず「なんだよこのCMwww」と思った。アイドルはやめらんない!の煽り文句やインパクトが強すぎる歌声。しかし中居正広というアイドルの良さと「アイドル」という概念をなんとなく表現しているあのCM。正直めちゃくちゃ興味を持った。そしてその日のうちにデレステをインストしていた。

始めてみると、元々SMAPをはじめももクロAKB48などのリアルアイドルが好きだったのも手伝い、楽曲の良さ、キャラの良さ、ゲームの面白さに瞬く間に落ちていった。(ちなみにこの時点で俺はあまりプロデューサーという"設定"を重要視していなく、"アイドル"というより"キャラ"だと思っていた…)その辺は各プロデューサーさん達が身をもって分かっているだろうと思う。

 


ここでハナからの前提を覆すのだがアイマスを知ったのは、厳密に言えばあのCMからではない。実はその数年前から菊地真という"キャラ"を好きになっていた。元はpixivでたまたま見かけあまりの可愛さに、何の作品かもろくに調べないまま画像を見漁ったのが最初である。その後数年間、何の作品かも知らないまま、アイドルなのかどうかも良く知らないまま、新しい菊地真の公式絵(今思えばモバマスやミリオン、据置ゲーのキャプなどなのだが)が見つかれば即保存していた。


そしてデレステにハマってから程なく、菊地真が「デレステ」と同じ「アイマス」のキャラであるということを知る。そこで俺は勿論こう思った。


「なんで"同じアイマスキャラ"なのに菊地真出てないの!?」


今思えばデレステだけやってるオタクにしかできない発言である。ありがたいことに俺の側にはアイマスSPからの友人Pがいた為、すぐにそう質問した。そこで返ってきた答えは、


「ちょっと面倒いんだけどシリーズが違うというか事務所が違うというか」


事務所が違う!?意味わかんねー!

菊地真デレステで踊らないのか!?なんで!?

と、思ったところに友人はいった。

 


「真が踊るゲームもあるよ」

 


俺は即YouTubeで調べた。

そこで初めて菊地真が踊る"きゅんパイア"を目撃し、「こんなに声ハスキーなの!?」と驚嘆した。そしてデレステとはまたベクトルの違う二次元アイドルのCGが踊るさまに衝撃を受けた。

こんなにもリアルに踊るのか!こんなにもリアルなモデリングがあるのか!こんなにも凄い技術あったんだ!と。そして(その時主に見かけたMVがアイマス2のものだった為)、アイマス2を即買った。


そしてアイマス2を少しずつプレイしていく中でようやく俺は、アイドルとプロデューサーという「アイマスの設定」、そして俺たちが目撃しているこの子達は紛れもなく「アイドル」だということに気づかされたのである。

 

 

さて、そんな俺のプロデューサーとしての自覚やアイマスアイドルの実現性はさておき、アイマス2といえば彼らである。

 

 

 

そう、961プロの刺客、ジュピターである。

 

 

 

俺はアイマス2をやっていく中でアイマスの深みに落ちていくと同時に彼らの存在に衝撃を受けた。

 


俺は前述の通り男性アイドルと女性アイドルどちらも好きだったが、別物だと思っていた。何故ならアイドルとは、男性なら女性をターゲットに、女性なら男性をターゲットにしているもので、そこには性差があり比べることは物理的に無理だと勝手に無意識に区別していたのである。


しかしアイマス2はどうだろう。

なんと女性アイドルである765プロに立ちはだかるは男性アイドルのジュピターである。もう驚天動地である。


俺はアイマス2をやっていて、アイマスアイドルは特有の概念(どちらかといえば昔のアイドルの概念(そもそもそれがモチーフらしいので当たり前なのかもしれない))があり、現実世界のアイドルとは少し違うということに気がつき始めていた。アイマスにおけるアイドルはスポーツ的概念に近い。


だからこそ、アイドルというフィールドで男女関係なく実力で"戦う"という物語に衝撃を受けたのだ。

ここで更に俺はアイマスを好きになっていく。

 

 

 

さて、ジュピターである。

 


事前情報を特に得ずに衝動的に買っていた俺はジュピターをゲームでだんだんと知ることになるのだが、俺はまた衝撃を受けることになる。

二次元男性アイドルコンテンツは無数にあると思うのだが俺はまぁ特に興味がなかった。単純にそのキャラクター造形や絵柄に対して苦手意識を持っていたからである。

 


ところが、天ヶ瀬冬馬を見た時ヤベェと思った。

いやかっこいいんだよ、モデリングが。しかも仕草もなんかカッコいい。

ちょっと調べたらこいつの趣味フィギュア集めらしい。びっくりした。俺と同じじゃん。こんなカッコいい男が?

ちょっとした少年漫画のダークヒーロー的なキャラ造形、実は熱血漢、趣味はフィギュア集め、俺の好みのフックを次々引っ掛けてくる。ゲームやっていくうちにもう冬馬の性格が大好きになっていく。

 


そして、恋をはじめようを見る。

 


びっくりした。いやSMAPじゃん。

もうだんだん冬馬が木村くんとダブってくる。ところで俺はSMAPでは木村担である。そしてここで俺はだんだんジュピターの雰囲気とSMAPが似てることに思い立ち(いろいろあげるとマジで気持ち悪いので心の中に留めておく)、いやそりゃあめっちゃ好き〜〜ってなる。

というかダンスがめっちゃいい。リアルすぎるこんな技術あったのかバク転もするしめっちゃカッケェ。

ジュピターのアルバムも即買った。BANG×BANGのこのちょっと古い雰囲気めっちゃ好き〜〜。や〜〜何そのミニドラマ、ジュピターめっちゃ好き。ジュピター強い。

 


ってなった。

そんなこんなで俺は天ヶ瀬冬馬およびジュピターを好きになった。

 


ここで俺は961プロアイドルに興味を持つ。なんと他にもいるらしい。

アイマス2765プロとジュピターにどハマりした俺は、ゲームや漫画ともうめちゃくちゃいろいろ手を出した。

 


結果961プロめっちゃ好きになった。

 


SMAPを好きな俺が、961プロ特有の雰囲気、圧倒感、馴れ合わないといいつつ人がいい、みたいな感じ、嫌いなわけがない。

765プロも勿論好きになったが、俺の中で961プロは特別なものになった。

 

 

 

 


ジュピターはこの時点で既にsideMにいた。

俺は受け入れられなかった。

 

 

 

 


俺がジュピターをすんなり好きになったのは、所謂女性向け二次元アイドルとは少し違ったからだ。けれどこの時俺はsideMを女性向けコンテンツだと思っていて、そしてキャラデザも少し変わり、なんとなく性格も変わり、あれ?俺の好きなジュピター3人はどこいったんだろうと思った。

もうそう思ってしまうと彼らの新しい曲も前向きに聞くことはできなかった。

 


発売2011年の頃からジュピターを応援してきた人にとっては待望の新曲と待望の新展開であり、きっと素晴らしい物だということは重々わかっていた。だが既にそれが目の前に置かれている贅沢な俺にとっては、受け入れ難い複雑なものであった。

何より俺はアイマス2の彼らをプロデュースしようとは全く思ってなくて(冬馬はそう匂わせてくるけど)、ただライバルとして、765Pとして彼らを見たかった。


だからsideMにいったことによって、これからもう2度と確定的にその立場の彼らを見れないと思ったら辛くてしょうがなかった。少し性格が変わった彼らが辛かった。概念としてあっても765プロのライバルとしてのジュピターを物理的に新しく見ることはsideMにいったことによってもう出来ないと思うと辛かった。

sideMは961プロのジュピターを、アイマス2765プロのライバルである事実を過去にしてしまったと思ったのだ。

 


俺はしばらくsideMを放置することとなる。

 

 

 

 


そして月日が経ち2016年の夏あることが起こった。

そこから俺の意識が変わることとなる。

 


何が起こったか。

それは、SMAPの解散だ。

 


5人旅、27時間テレビMC、Mr.S、ビストロメンバーゲストとあまりにも好調な時期が続き、2015年の年末にはCDTVSMAP最高レベルのパフォーマンスをし、最高の年越しをした2週間後、突如舞い込んだ報。またかと思いつつ、何やら今回はおかしいぞなり、27時間で中居くんが否定をしたその数日後に、解散決定を知ることとなった。

 


正直この時情緒がやばかった。SMAPが解散するなど想像すらしたことがなくて、当たり前の様に彼らを見るためにテレビをつけドラマを楽しみ音楽番組を見ていた俺は、何もかもが突然消えた気分だった。

 


このことについては語りつくせないのでここら辺にしておく。

さてアイマスである。

 

 

 

2016年から2017年、アイマスにはとても救われた。

この時既に765は勿論シンデレラミリオンに手を伸ばしていた俺は、彼女たちのアイドルとしての様々なスタンスや情熱、迷いや成長に心を奪われていた。何よりやはり楽曲から伝わる想いや、彼女達のストーリー、その全てに力を貰っていた。

そんな折、sideMがアニメになることを知る。

 


軽くしかsideMに触れようとしないようにしていた俺だったが、ジュピターの前日譚がアニメになると知り、流石に興味が湧いた。

で、見た。

 

 

 

俺はどうして彼らの新しい一歩を否定してしまっていたんだろうと後悔した。

 

 

 

この時丁度SMAPの中で3人が新しく一歩を踏み出していた時で、それもあり俺は、ジュピターやその周りがどんな想いで一歩を踏み出していたんだろうとか、ジュピターを失ったファンの気持ちとか、番組終了後に嬉しそうに315プロに来たことを語る声優さん達3人のこととか、何より俺がsideMのジュピターに対して閉鎖的になっていたことととか、もういろいろ思考がぐっちゃになって、涙が止まらなかった。

 


俺はやっと、sideMのジュピターと向き合おうと思った。

 


アニメの世界線という話になってしまうが、ジュピター3人は齋藤社長という社長がいなければ315プロには来なかっただろう。それはアニマスで黒井社長に裏切られたというストーリーと対になっていて、あまりにも秀逸だと思った。また315プロと765プロは似た部分が多い。それは結果的に彼らが求めていたものがライバルである765プロのような団結、みたいなものだったと思うとそれもまた秀逸だと思う。

とにかく、アニメは俺にジュピターは315プロにいてもかっこいいんだということを死ぬほど理解させてくれた。

 


俺は、BRAND NEW FIELDをなんていい曲なんだと思えるようになった。

 


もし俺がSMAPを失っていなかったら、ジュピターがsideMという舞台で新しく一歩を踏み出した勇気や、ずっと前から応援していたファンの気持ち、活躍の場がなかったジュピター3人の気持ちを蔑ろにしたままだったと思う。

 


様々なタイミングが偶然に重なり合って、とにかく俺はやっとsideMのジュピターを受け入れられるようになった。

 

 

 

今ではsideMのジュピターのことも勿論好きだし、何よりsideMというコンテンツが大好きだ。

sideMのジュピターに対してはプロデューサーなのかファンなのか傍観者なのか未だに自分でもよくわかってない。

けれど新しい場所で輝く彼らも、俺がカッコいいと思ったアイドル、ジュピターなのだ。

 

 

 

 


アイマスを知ることになった理由。

ジュピターを好きになった引っ掛かり。

sideMのジュピターを受け入れられるようになったきっかけ。

 


それは全てSMAPだった。

 


勿論それだけじゃないし、ここまで書いといてなんだがSMAPが1ミリも関係なくても、アイマスもジュピターも天ヶ瀬冬馬もめちゃくちゃ大好きだ。

けれども俺にはやっぱりアイマスSMAPは切り離せないものなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ーーー余談

sideMのジュピターも好きになったとはいえ、やっぱり俺はsideMじゃない以前のジュピターも好きだからそのジュピターもいつか見てみたい。

一時期は絶望的だと思っていたが、最近ではなんだかそんなこともなさそうな感じがして嬉しい。


まぁつまりはいつかは961プロライブ、765プロとの対バン、765プロ961プロオールスターゲーム、とか何かがあれば嬉しい。


ライブが決定したらその時は、みんなで喜んで、そしてチケット戦争したいと思う。